時計修理技能士とは
時計修理技能士とは時計修理の技術に関する国家資格であり、それを取得した者をいいます。
1級、2級、3級と階級があり、1級がその中でも最たる上級資格であり取得は困難なレベルです。
時計修理技能士になるにはどうすればいい?
まず、受験資格の大きなものの一つに実務経験年数が必要となります。
3級の場合は6カ月以上。2級の場合は2年以上、そして1級の場合は7年以上の実務経験年数が必要となります。
1級の場合は、3級合格後から4年の実務経験、2級合格後から2年の実務経験でも受験する資格を有します。
そして、段階的に取得していく必要があるため3級からスタートする必要があります。
試験内容ってどんなの?
試験内容は時計の構造や器具の種類、使い方等の学科問題と、時計の修理実技です。各項目を100点満点中60点以上の点を取る必要があります。
実技に関してですが、3級は主に一般的な電池交換について。2級、1級は分解掃除等の複雑な修理実技を試されます。
取得するメリットは?
メリットは時計修理の基礎、応用を心得た事を証する証となり、名刺、看板等にその資格名を記載する事が出来ます。
国家資格のため、ユーザーにとっても安心して時計修理を任せる事が出来る等、心理的なメリットも多いです。
ちなみに、資格を記載する際は1級、2級、3級等の階級を付ける事が必須のルールとなっております。また、資格を有していないものが時計修理技能士を名乗る事は職業能力開発促進法により禁じられています。