時計店を探す メニュー

2016年04月28日更新

クロノグラフがズレる原因と修正方法

クロノグラフの針がズレてしまう原因はいくつかありますが、簡単な修正方法で治る場合もあります。クロノ針がズレる原因と対処法をまとめました。

  1. 時計修理ナビ
  2. 時計修理ブログ
  3. クロノグラフがズレる原因と修正方法

原因をつきとめる

単刀直入に0位置修正の方法を知りたい方は『0位置(ゼロイチ)がズレる原因と修正方法』をご覧ください。

まず、クロノグラフの状態を確認する

通常、クロノグラフの針は12時位置を指しているのが正常です。

この記事をご覧の方は、クロノ針が12時位置以外の所を指していて困っている状態かと思います。

まずはクロノ針の状態を確認する必要があります。クロノグラフをスタート→ストップ→リセットをしてみて下さい。

クロノグラフの状態確認方法

同じ状況を再現するために、クロノ針がズレたテクノスの腕時計で解説します。

まずは針のスタート地点を覚えておきましょう。リューズは引っ張らずに押し込んだままにしてください。

Aボタンを押してスタート

バンドからバネ棒を取り外した様子

10秒程針が進んだら、もう一度Aボタンを押してストップさせる

バンドからバネ棒を取り外した様子

Bボタンを押してリセットする

バンドからバネ棒を取り外した様子

針の位置を確認してください

バンドからバネ棒を取り外した様子

同じ位置にまた戻る場合=0位置(ゼロイチ)がズレている可能性があります。

バンドからバネ棒を取り外した様子

毎回ランダムな位置に戻る場合=クロノ針がゆるい可能性があります。

0位置(ゼロイチ)がズレる原因と修正方法

0位置がずれている場合、そもそもクロノグラフのスタート地点がずれているためリセットをしても正常な位置に針が戻りません。0位置修正を行う事で直すことが出来ます。

基本的に0位置修正が出来るのは電池式(クォーツ式)の時計です。機械式時計のクロノグラフ針のズレは下記のリンクをご覧ください。

そもそも0位置とは?

0位置はゼロイチと読み、さらに専門用語で帰零位置(キレイイチ)とも言われています。呼んで字のごとく0に帰る位置という事です。分かりやすく言うと、針の動きがスタートし、また戻る地点という事です。

0位置はなぜズレる?

0位置がずれてしまう要因は下記の2点が考えられます。

  • リューズを引っ張っている状態の時にクロノボタンを押した
  • 電池交換後に0位置修正をしていない

時刻合わせをする時にリューズを引っ張った状態にしますよね。この時にクロノボタンを押してしまうと0位置がずれてしまいます。つまり気づかないうちに0位置修正をしてしまっているのです。

また、電池交換後には0位置修正が必要となりますが、その作業を忘れているとクロノ針はズレてしまいます。上記の2点は0位置修正を行うことで改善されます。

0位置修正方法

0位置修正の方法は時計によって異なり、いくつかのパターンがあります。針の位置やデザインが変わるだけで0位置修正の方法に大差はありませんが、ここでは2タイプ程を例として解説します。

テクノスの0位置修正方法

クロノグラフの針がズレたテクノスの写真

リューズを引っ張る

テクノスの0位置修正その1

クロノボタンを押す

クロノ針が動き出します!!

テクノスの0位置修正その2

正しい位置に揃ったらリューズを戻して完了

テクノスの0位置修正その3

もう片方のボタンを押すことで逆回転させて修正が出来るタイプもあります。

バーセロイの0位置修正方法

クロノグラフの針がズレたバーセロイの写真

リューズを引っ張る

バーセロイの0位置修正その1

クロノボタンを押す

バーセロイの0位置修正その2

ボタンを押す

バーセロイの0位置修正その3

二カ所の針が同時に動きます。

正しい位置に揃ったら、リューズを戻して完了

バーセロイの0位置修正その4

逆回転が出来ない場合が多いので根気よく修正しましょう。

0位置修正がうまくいかない場合

項目一番目の原因をつきとめる内の「クロノグラフの状態確認方法」のように、一度クロノグラフをスタート→ストップ→リセットしてみて下さい。

この一連の作業が問題なく出来るのに0位置修正が上手く出来ない時は電子回路の不具合考えられますので時計店にご相談ください。

クロノ針がゆるくなる原因と対処法

クロノグラフを使用して針が毎回違うところに戻る場合は、針の取り付け部がゆるくなっている可能性があります。

針の断面図 横から見たクロノ針の取り付け部

通常の針もそうですが、クロノ針が緩くなるという事はつまり、針が取れかかっているという事です。針がゆるくなる原因は主に、時計をぶつけた時や落下させた時にかかる衝撃です。

クロノ針が緩いときの図

時計店にて針の取り付けをしてもらう必要があります。

針を正しく付け直しても症状が変わらない場合は、「歯車の不具合」が考えられます。

機械式時計のクロノグラフがズレる場合

機械式時計のクロノグラフの針がズレるのは歯車と針の位置が合っていない可能性があります。

針の位置が歯車と合わない原因は外因性の衝撃や、取り付け部の摩耗等も考えられます。

針を正しい位置に取り付けても同じように再度ズレてしまう場合は、歯車の不具合も考えられます。次の項目で解説する「歯車に不具合が起こる原因と対処法」をご覧ください。

歯車に不具合が起こる原因と対処法

「0位置修正」をしてもダメ、「針直し」をしてもダメとなるとクロノグラフ機構の輪列(歯車)に不具合が生じている可能性があります。

歯車の不具合とは、かみ合わせ不良や、部品の摩耗、油の劣化等が考えられます。その場合、分解掃除(オーバーホール)をする必要があります。

時計店では分解掃除の見積もりを無料で出してくれる所が多いので是非一度診てもらいましょう。

画面左上の「時計店を探す」ボタンからお近くのおすすめ時計店を探しましょう。

関連記事

メニュー

オンラインショッピング

×